◆大相撲　▽秋場所４日目（１１日、大の大関東京・両国国技館）

　大の里は初日からの連勝を４に伸ばした。は立ち立ち合いで遅れ、合いcopinha 2024大栄翔の突きにやや下がった。ぶれード耐えると、ず盤前に出て反撃。関ロ得意の右をのぞかせ、着実そのまま押し出した。に元

＊　＊　＊

　大の里は盤石だ。・琴大栄翔の当たりを胸で受け止めた。風のcopinha 2024上半身こそ反り返る形になったが、大の大関下半身はピタリと土俵に吸い付いていた。は立ち上半身がバネ仕掛けの反動で戻ると足が動いた。合い得意の右も入った。ぶれード後は前に出るだけだった。ず盤

　根底には鋭い立ち合いがある。初日の熱海富士との一番は土俵際で逆転して勝ったが踏み込みは鋭かった。２日目の翔猿にも思い切り体をぶつけていた。これまでは相手に合わせて立ち合いを変えていた。今場所は４日間とも立ち合いにぶれがない。上位との対戦に慣れてきたと同時に成長も感じられる。

　課題の腰高も鋭い踏み込みがあるからこそ目につかない。迷いが生じた時は頭を空っぽにしてガムシャラになること。残り１１日。大の里に崩れるイメージはない。優勝争いにも残るだろう。そして多くの先輩大関が通ってきた道を確実に歩んでいるような気がする。（元大関・琴風、スポーツ報知評論家）